ポルトマンは生理的早産の提唱とヒトの二次的就巣性の説明

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ポルトマンは、1900年代のスイスの生物学者で、ヒトは未熟な状態で生まれる、生理的早産である生物だ。という仮説をたてた人物です。

生理的早産は、哺乳類でかつ霊長類のなかでは、ヒトにのみ特異にあるものです。そして、ヒトは生理的早産であることから、教育が必要な生物でもあります。

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ポルトマンは生物の生まれたばかりの状態を分類した。

ポルトマン(1897~1982)は、スイスの生物学者です。かなり最近の人物であったことが分かります。

ポルトマンは、生物の誕生時の様子と、その自立性について比べていました。

すると、ヒトには特徴的な生まれたばかりのときの状態を持っていることがわかったのです

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卵で産まれる爬虫類や鳥類を比べてみよう。

まず、ポルトマンは爬虫類や、鳥類といった、卵の状態で生まれてくる生物の誕生時の様子と、生まれてからの自立性についてを比較しました。

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すると、

爬虫類と、品種的に大昔からいる鳥類では、生まれたばかりの時から、目が見えたり、動いたりするなど、最低限の自立性は備えていること

対して、新しい種類の鳥類では生まれたばかりのときもまだまだ未熟で、産んだ親による保護がないと、まったく生きていけないことを発見しました。

そして、次は哺乳類についてを比較します。

哺乳類についてを比べてみよう。哺乳類は3つに分けられる。

哺乳類を調べたとき、哺乳類は3つに分けることができることに気付きました。

・1回でたくさんの子どもが生まれて、未熟な状態で生まれるもの

・1回で1匹か2匹の子どもで、すぐに自立できる状態で生まれるもの

・1回で1匹か2匹の子どもで、未熟な状態で生まれるもの。

つまり、1回で1匹や2匹のこどもである生物でも、産まれたときの状態に差がある。ということです。

では、詳しく説明します。

生まれたときに未熟で一気にたくさん生まれる哺乳類はネズミとか。就巣性

ネズミや、犬などの、一度のたくさん生まれる哺乳類は、生まれたときに目が見えないので、

生まれてから一定の間は、完全に親の保護を受けて、自分の陣地の中で過ごす必要があります。

このような生物のことを、ポルトマンは、就巣性がある生物。と呼びました。(下等哺乳動物)

就巣性 つまり、 巣に就職するみたいなね☆

生まれたときから自立している馬のような離巣性のある哺乳類

うまれたときから自立している哺乳類は、たとえば、生まれてすぐに立って、歩いたりできる、キリンや馬とかが代表的ですね。

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比較的あたらしい種類の哺乳類です。もちろん、食糧は乳なので、保護する者は必要ですが、自立ははやい。

それらは、1回で1体~2体が生まれます。

そして、生まれたときに目が見えてるってだけでなく、すぐに、親と同じように立ち上がり、親と同じように行動を共にすることが出来ます。

就巣性の哺乳類は巣から動けないのに、全然動けちゃうわけです。

ってことで、これらの生物を、離巣性の動物。ポルトマンは分類しました。

霊長類は生まれてすぐに自立できることが多いが人は例外

霊長類とは、哺乳類の中に分類される、サルや、猿人、ヒトのことです。

で、チンパンジーやサルは、離巣性の生物で、生まれたときから、行動をすることが可能です。

なので、ヒトも同じように、生まれたばかりのときから動いたりが可能なのか・・・ と思いきや、

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ご存じのとおり、ヒトは生まれたときは目が見えないし、寝返りを打つこともできない生物です。

なので、ヒトは哺乳類で、かつ霊長類であっても、離巣性がある動物ではないんですね。

ヒトは霊長類にもかかわらず生理的早産である。

そんなわけでポルトマンは、ヒトは、霊長類で、一度にうまれるのが1人や2人の哺乳類なのに、

就巣性がないことから、ヒトは、ほかの霊長類とはちがって、生理的早産の生物である。と分類しました。

生理的早産の意味ですが、ヒトは、本来、お腹で過ごすべき時期で生まれてくる。ということです。

ポルトマン的には、ヒトはあと1年はおなかの中にいるべきだ。とし、

この、1年くらい早い状態で生まれてくるので、生後1年の乳児期を、二次的就巣性。とし、子宮外胎児のようなじょうたいである。としました。

このように、ヒトと、ほかの哺乳類や、霊長類との違いって、結構大きいんですよね。

ヒトに教育が必要である理由。乳児期から適切な教育を。

さて、ポルトマンが生理的早産を提唱したときは、乳児は能力が全くない状態。と思われてきましたが、

近年になって、新生児の間も、子どもには学ぶ能力があることが分かってきました。

これは、ギブソンとウォークの視覚的断壁とかでも実証されていますね。

(これ、1960年代のできことで、ユーチューブに動画があります。ビックリしますよ。)


なので、ヒトは、新生児は未熟であるように見えても、早期から学ぶことが必要なのです。

これが、保育士が幼児教育を学んだり、こどもたちが自由に学ぶことが可能になる環境を設定する理由でもあるのですね。

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ポルトマンのポイント

生理的早産と、ヒトの二次的就巣性について述べたポルトマンのまとめです。

いつ・だれが・何のために・何した?コーナー

スイスの生物学者であるポルトマンは、

だれが → ヒトは
なんといった → 二次的就巣性と、生理的早産の生物と述べた

理由は → うまれたときの状態がほかの霊長類にくらべてあまりに未熟で(生理的早産)、あと1年はおなかにいるような状態(二次的就巣性)

しかしながら、現代の研究や教育分野では、新生児のうちから、ヒトにはめまぐるしい感覚の成長に伴う学習能力があることも発見されつつあり、

乳幼児期からの学習や、育ちの環境が重要であることが言われている。

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