ほいのーと

自作のミニ漫画で保育士試験9科目・実技の内容や保育士の仕事を書いています。

ヘルバルトの教育の目的、道徳的品性の説明と4段階教授法。簡単に解説。

ドイツの教育学者であるヘルバルトといえば教育の体系化を行ったことと、4段階教授法が有名です。今回の記事では、実際の授業風景でイメージできる形で、ヘルバルトの教育の目的である道徳的品性のある教育の方法と、4段階教授法をわかりやすく説明します。

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ヘルバルトの教育の目的、道徳的品性の説明と4段階教授法。簡単に解説。

ヘルバルトの教育の目的、教育のあるべき方向性は、道徳的品性でした。

道徳的品性ってなんやねん。ってことを説明する前に、ヘルバルトの功績を説明しましょう。

大学で教育学を学んだので知っているんですが、ヘルバルトって、教育の教育を体系化した人なんです。

・・・ 教育の教育って何?って話でしょう。?

教育の教育。というのは、教育のことを学ぶ。ということです。

教育の偉人の歴史 とかならイメージもしやすいですが、ヘルバルトが生み出した教育の教育は、教育の在り方を学ぶための教育でした。

こう考えれば大丈夫です。 教育って、教えれば良いって話じゃないじゃないですか。

なので、ヘルバルトはこうやって教えましょうね。っていう、教育方法のための学びを確立したんです。

で、教える方法を確立するためには、教育が目指す方向性も打ち出す必要がありますよね。

これが、ヘルバルトの教育の目的であり、ヘルバルトにとっての道徳的品性だったわけです。

道徳的品性とは児童に道徳の心と知性を育てられる教育を与えること

ヘルバルトは、教育の体系化によって、教育の目的である道徳的品性が達成されることが必要と考えました。

この道徳的品性とは何か。というと、児童に道徳的な心や知性をしっかりと与えることです。
現代でも、道徳の心は小学校の早い段階から教育されていますね。これをヘルバルトは必要と考えました。

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そこで、道徳的品性を教育の目的と置いた上での教育の体系化を行うのです。

では、ヘルバルトが行った教育の体系を見てみましょう。

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道徳的品性を作るための教育体系とは管理・教授・訓練が行き届いた教育環境。わかりやすく説明

道徳的品性。ということで、ヘルバルトは、児童の道徳の心と知性育てる教育の確立を提唱します。

そして、ヘルバルトは、彼の教育の目的である、道徳的品性を得るための教育体系には、管理と教授と訓練を利用した教育の形を実現することが必要である。と考えました。

管理 → 教育を行う環境や状況を作って、よく管理すること。遅刻しない。とかもこれ

教授 → 先生が教科書などで児童に知識を与えたり感性への刺激を行うこと。いわゆる一斉黒板授業

訓練 → 教師が児童に語ったり接することで、児童に教材を使わずに教育を行うこと。道徳の時間など。(だからこそ、教師は教師としての資質をヘルバルトは求めている。)

で、これがともに存在していて、ともに作用する関係性が必要としました。

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実際に管理と教授と訓練のある授業風景を想像してみよう。

つまり、管理と教授と訓練による道徳的品性のある教育の成り立ちについてを、実際の授業風景で考えてみると、

教室で生徒が先生の言葉を素直に聞ける状況を整えて、(管理)

一斉に古典の授業みたいに教科書とノートに向かって、古典の過去形とかを勉強することで、生徒の知識や感性に刺激を与えるものもあれば(教授)

道徳の授業や、教師による生徒の個別フォローみたいに、教師と生徒の対話的に生徒の心を育てることもできるよ。 (訓練)ということです。簡単ですね。★

それに、管理と教授と訓練は、どれも欠けてはいけないんです。どれかだけは無理。だから、ともに教育に作用して同時に存在する必要があります。

ヘルバルトの管理と教授と訓練は、こどもの心を刺激する教育の在り方を体系化しちゃった。ということですね。

さて、まだヘルバルトで有名な4段階教授法が出てませんね。いまから出ます。笑

教授の中身が4つに分かれるから4段階教授法。

ヘルバルトで有名な4段階教授法の説明がこんな記事の後半になったことには理由がありました。

ヘルバルトの4段階教授法は、さっきの管理・教授・訓練の中の教授の方法なので、4段階教授法は、管理と教授と訓練を覚えてもらわなきゃ説明できなかったんです。

名前にも、4段階教授法ってかいてあるから、バレバレですけどね。笑

では、4段階教授法。みていきましょう。

これは、順番で覚えてくださいね。(管理と教授と訓練はともに作用する関係ですが、4段階教授法は順番のもの。)

ヘルバルト4段階教授法。明瞭→連合→系統→方法

ヘルバルトの4段階教授法は、この順番で教授をすると道徳的品性を持てる教育の教授になるよって言ったやつです。

ヘルバルト4段階教授法
①明瞭 → 物事の1つ1つについて正しい知識を持つ
②連合 → 1つと他の物を結びつける。
③系統 → さらに関連つけをすることで系統(系列、グループ)を作る
④方法 → 系統により得た法則を利用して応用する

わけわかんないですね。

説明します。

4段階教授法を実例で

つまり、こういうことなんです。

①明瞭 → 算数の足し算や掛け算、分数の計算をできるようになる

②連合 → 足し算も掛け算もある計算ができるようになる

③系統 → 2×3が、2+2+2のように、法則があることに気が付く。

④方法 → 数学の応用問題で、現在知っている掛け算や足し算の特性や法則を理解して、まったく別次元と思っていた問題を解くことができるようになる。


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数学の世界では、よくありますよね。
ほかの科目でも、あり得ます。

それは、1つのことを徹底的に正確に理解できていれば、正しく他の知識と一緒に使うことが出来て、それの応用も正しく可能になるから。ですね。

ですので、ヘルバルトは、この明瞭と連合と系統と方法の順番で成り立つ4段階教授法を教授の方法として提唱したのです。

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ヘルバルトの学習ポイントまとめました。

今回のヘルバルトを学習する上でのポイントを一気におさらいします。

いつ・だれが・何のために・何した?コーナー

ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルトは。

いつ→  1776年~ 1841年
どこで→ ドイツ

なんのために → 子どもたちの心を育てる(道徳的品性)教育方法を樹立するため

なにをした → 教育の方法を管理・教授・訓練の相互作用とし、教授の方法に4段階教授法をおいた