保育士試験に3ヶ月の独学勉強で合格するプラン。
今回は、1か月3週間目の学習方法として、社会的養護と、児童家庭福祉をとらえます。

保育士試験独学3ヶ月合格プラン社会的養護と、児童家庭福祉のテキストを読み込むときのポイント
ユーキャンの本屋さんで販売している、保育士速習レッスンでは、社会的養護と、児童家庭福祉は上巻の内容で合計140Pあります。
1か月目の3週目では、この2科目を合計1週間で読むので、一日に20P読むことになります。
社会的養護の学習ポイントは
・里親、施設の形式を学ぶこと
・児童養護施設入所児童等調査結果を把握すること

児童家庭福祉の学習ポイントは、
・児童福祉法の内容、改正ポイントを学習すること
・母子健康手帳などの母子保健を学ぶこと
社会的養護と、児童家庭福祉に共通する学習ポイントとして、
・児童救済にかかる法律や施設開設の歴史を学ぶこと
・児童福祉にかかわる専門職の資質を学ぶこと
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社会的養護の独学学習の方法
社会的養護は、児童福祉施設の意義や、職員配置についてを主に学習する必要があります。
学習するときには、施設に関連した入所児童数や施設設置数
配置されている職員の種類について、よく見るようにしましょう。
また、児童福祉施設のうち、乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設では、
施設長が、児童ひとりひとりの、児童自立支援計画を策定する義務があることに気をつけましょう。
この児童自立支援計画は、児童のみでなく、家族との関係や、地域との関係性など、施設にいるときのみでなく、
児童について包括的に評価するものとされています。
社会的養護では、里親の種類や、児童福祉施設について学習します。
1週間のうち、3日間程度で、社会的養護のテキストを読むうえで、心得てほしいことは、
日本では、現在、家庭的な養護を推進していることです。
そのために、児童福祉施設の小規模化(小舎制やグループホーム)などが増えていて、
なるべくは施設ではなく、養護を必要とする児童を里親に委託することにシフトを映しています。
また、児童福祉施設については、このブログでも個別に取り上げます。
児童養護施設入所児童等調査結果を把握すること
児童養護施設入所児童等調査結果は、厚生労働省から発信されて、保育士試験に非常によく出題されます。
施設ごとのデータが混ざってしまわないように、注意しましょう。
このデータは厚生労働省で公開されています。が、調査は5年に1回です
前回は2013年で、今回の2018年にも調査が行われたと思われますが、いまのところ、新しいデータは発表されていません。
児童養護施設入所児童等調査結果を読むときの注意点としては、
・障害を持つ児童の比率は年々増加していること(乳児院以外)
・里親委託理由の多いものは、親の養育拒否であるところです。(それ以外は違う)
児童家庭福祉の独学学習の方法
児童家庭福祉のテキストを読むときの注意点は、児童家庭福祉は主に、児童福祉法について学ぶ科目であることです。
児童福祉法の理念や、世界の児童権利に係る法律や憲章の歴史。
児童福祉にかかわる細かいところまで学習する必要がありますが、非常によく出題されるので、しっかり学ぶようにしましょう。
また、母子・父子家庭への支援や、障害を持つ児童の家庭への支援についても、児童家庭福祉の科目で主に学習することになります。
児童福祉法の内容、改正ポイントを学習すること
児童福祉法は、福祉6法のうち一つの法律です。
児童福祉法改正のうち特に重要な点は、
・2001年の、保育士資格が、任用資格から国家資格、名称独占資格になったこと。
・2008年の乳児家庭全戸訪問事業
・2010年改正 2012年の施行になった障害児入所施設と、児童発達支援センター
・2015年4月の 子ども・子育て関連3法
に伴い、児童福祉法は、【保育に欠ける】児童が保育園を利用できる記載は、【保育を必要とする】児童に変更
このあたりは、年号もよく出題されます。
児童家庭福祉では、母子保健についても、基幹的に学ぶことになります。
知名度の高い母子健康手帳以外にも、
検診時期についても学ぶことになりますし、
このあたりは、子どもの保健でも出題されます。
社会的養護と、児童家庭福祉に共通する学習ポイント
社会的養護と、児童家庭福祉は共通した学ぶ項目があります。
ですので、これらをしっかり勉強しておくと、別の科目の得点源にも繋がるので、しっかりと学習しましょう。
共通になる項目は、
児童救済に関係する法律や施設について
それでは解説します。